マーラーの歌曲集「少年の魔法の角笛」

マーラーの歌曲集「少年の魔法の角笛」
 
 

目次

Isao Hayakawa
 

歴史的名演。1984年にシカゴ響にジュゼッペ・シノーポリがデビューした時の公演からマーラーの歌曲集「少年の魔法の角笛」全12曲。ソリストは同じくシカゴ・デビューのフィンランドの名バリトン、ウォルトン・グレンルースと逆にこれがシカゴでの最後のステージとなったルチア・ポップ。個人的にはこの作品のベスト・オブ・ベスト。特に9曲目の名作「美しいラッパが鳴り響くところ」(34:30~)から終曲「少年鼓手」までの流れは素晴らしい。ポップの歌う「美しい~」は涙が出るほど感動的だし、グレンルースの全ての音域に無理のない歌唱は最後まで心地よい。素晴らしいバリトンなのです。3人とも音楽家としては悲劇的に早逝してしまったが、この名演を残してくれたことに感謝したい。放送音源ながら聴きやすく美しい録音。

youtube.com
 
Live recording on March 15, 1984 at Orchestra Hall in Chicago Giuseppe Sinopoli, conductor Lucia Popp,…
クラシックギター