合唱の名演。
レナード・バーンスタインとニューヨーク・フィルCBS最後の録音、
プーランク「グローリア」。
1976年末に録音されたもので、ソプラノ・ソロはジュディス・ブレゲン、
合唱はウェストミンスター合唱団です。
バーンスタインにとってはプーランクの演奏記録は少なく、
声楽曲としてはこれが唯一の記録だと思います。
1977年に発表当時も特に話題になった記憶が無いので、
もしかしたら国内盤は出なかったかもしれません。
グラマラスなバーンスタインのイメージからは少し離れた軽快な透明感を感じるオーケストラの響きで、
ウェストミンスター合唱団の能力の高さを引き出しているように聴こえます。
それはソリストに選んだブレゲンの控えめながら見事にアンサンブルに溶け込んだ歌唱にも表れているような。
特に第3、第5章の素直な美しさは素晴らしい。
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