歴史的名演。
今日10月14日はレナード・バーンスタインの29回目の命日。
バーンスタインは結果として指揮者としては大成功を収めたけれど、本人の意識は常に作曲家でありたい、
作曲家として認められたいということにあったのだそうです。
採りあげるのは彼の唯一のバイオリン協奏曲である1954年作曲の「セレナード」。
バーンスタインの生前には録音も少なく(彼自身の指揮による2種類のみ)、それほど評価されている印象はありませんでした。
しかし1986年7月、当時15歳の五嶋みどりとの所謂「タングルウッドの奇跡」の演奏で一躍その存在を日本でも知られることになった印象があります。
彼の死後、1992年に小澤/パールマンが録音したのを皮切りに、
現在では多くのバイオリニストが必須のレパートリーとして取り組むようになり、
ようやく「名曲」の仲間入りをしてきた感がありますね。
紹介するのはみどりとの演奏の2か月前、ロンドン響とのライブ録音。
バイオリンは1976年の録音以来となるギドン・クレーメル。
もちろんここでは弦が切れるようなアクシデントはなく、丁々発止の「奇跡的」名演が繰り広げられていたのです。
併せて「タングルウッドの奇跡」映像も再度紹介します。
https://www.youtube.com/playlist…
「タングルウッドの奇跡」
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