合唱の名演。
モーツァルトのモテットから3曲。
1970年代にヘルベルト・ケーゲルがライプツィヒ放送響と合唱団を使って録音した
モーツァルトの宗教曲集はかつての合唱人のバイブルでした。
若い頃からライプツィヒで合唱指揮者として名を馳せたケーゲル。
作品によっては過激な表現が取沙汰された指揮者でしたが、
その音楽性の本質はこのような作品において最も発揮されたのかもしれません。
1「Misericordias Domini」K.222
2「Ave verum corpus」K.618
3「Regina caeli」K.276
K.222はモーツァルトイタリア時代の習作でしたが、対
位法を駆使した劇的作品で、ベートーヴェンが「歓喜の歌」のモティーフに使ったと言われるものです。
個人的なことですがかつて学生時代最後の全日本合唱コンクールで3年連続の金賞を受賞した時の自由曲でした。
第30回の記念大会で、全国大会の会場がもう今は使われなくなった東京の普門館であったことを思い出しました。
合唱コンクールであの会場が使われたのは後にも先にもあの時だけ。
まだ音響板も完全ではなく、でっかい体育館で歌っているような感覚でしたね。懐かしい。
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