プーランクの最後の宗教作品の名作「グローリア」

プーランクの最後の宗教作品の名作「グローリア」

歴史的名演。プーランクの最後の宗教作品の名作「グローリア」。

1961年のミュンシュによるボストン初演の翌月、フランスでプレートルが作曲者監修のもと、フランス初演を行いました。これはその直後に録音されたものです。指揮者ジョルジュ・プレートル、フランス国立管弦楽団・合唱団。ソプラノ・ソロはロザンナ・カルテリ。実はこの作品は当時パリ・オペラ座で歌っていたカルテリを見出したプーランクが彼女のために作ったとされているんですね。プレートルには20年以上後にバーバラ・ヘンドリックスと録音した「グローリア」があって、そちらがこの曲の代表盤として有名ですが、演奏の勢いやオーケストラの鳴りの良さ、そしてカルテリの存在感など含め、この演奏こそ真の代表盤だと思っています。録音古めなれど迫力は素晴らしい。

クラシックギター