名曲・名演・名録音。
アストル・ピアソラが1982年に作曲した「タンゴの歴史」。
フルートとギターの二重奏がオリジナルですが、
バイオリンとギター、ピアノ版、弦楽合奏版など現在ではいろいろな形態で演奏されているピアソラの傑作。
20世紀初頭の娼婦の館での踊りから1930年頃のカフェに流れる「踊らないタンゴ」、
そしてピアソラ自身が作曲に革命を起こした時期の変拍子を含む「ナイトクラブ1960」、
さらに前衛性を増した「現代のコンサート」の4曲から成っています。
エマニュエル・パユとマヌエル・バルエコという名人同士の鮮やかな名演で。
私にはなぜか年末に似合う作品に感じます。
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