バレンボイム/ベルリン国立歌劇場の「カルメン」。
2006年7月5日のライブ映像が凄い。
カルメンはドマシェンコ、ホセにヴィラゾン、ミカエラ・アンセルム、エスカミリョ・ヴィノグラドフという配役。
マルティン・クシェイによる新演出はバイオレンスとエロスとファッションが同居し、
元の台本や設定をかなり大胆に改編したものですが、
主役、とくにドマシェンコの卓越した演技力により、新作のサスペンス映画を観ているよう。
この「読み替え」演出は絶賛されましたね。
ちょっと子供には見せられないようなシーンも連発ですが。
ミカエラはホセに撃たれて死んじゃうし、最後はカルメンを殺したホセが捕らわれて・・。
奇抜ですが説得力のある演出。
しかしそれもこれもバレンボイムと歌手陣の卓越した
音楽的力量があって初めて納得できるものでもあるのです。
バレンボイム/ベルリン国立歌劇場の「カルメン」
クラシックギター