アラビア風奇想曲の解釈

アラビア風奇想曲についてちょっと調べてみました、現代ギター誌の記事になりますがタレガは1909/12に逝去したということですが、葬儀の参列ではアラビア風奇想曲が弾かれたそうです、タレガの死とアラビア風奇想曲を思うと、またこの曲の解釈も考えさせられます、普通はちょっとハイテンポで弾くほうが曲想に合っていると思うのですが、インテンポでゆったりと弾くのもこの曲の意味があるのだと感じます、アルハンブラもそうですがタレガの曲はちょっとテンポを変えただけでニアンスがずいぶん違ってきます、演奏者の、その場の気分で変わることがあります、音色の付け方や強弱もアドリブで変化できるのもタレガの曲の特徴です、その意味でアラビア風奇想曲などは沢山の動画がありますが、どれも皆、個性的で同じものがありません、運指や楽器も違うしフレーズやリピートの解釈も違ったりします好き嫌いは別にしてこんなに解釈の違う曲も珍しいと思います、自分にとって、どの解釈が好きになれるのかいつも考えさせられる曲になっています。

 

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