
この曲は以前にも書きましたが改めて書き直してみます
雨上がりのしずくのような、涙を思い浮かべて演奏するラグリマですが、
何度弾いてもなかなか納得できないのがこの曲です、
タレガの伝記を読むと幼い子どもを亡くした悲しみとも言われています、
そんな父親の悲しみなのか私には経験がないので計り知れませんが
少なくとも愛した対象が亡くなった寂しさも含めて弾く時があります、
曲想の終わりのリピートでは悲しみを乗り越えて新たな思いとでという感情表現を取り入れています、
ラグリマの爽やかな曲想のイメージもこの辺にあるのだと思います、
人はどのくらい辛い悲しい体験をしなければならないのでしょう、
その深さが深いほどラグリマの思いが理解できるのかもしれません美しいメロディーに秘められた思いの深さを作曲者タレガは書き記したのだと思います