ラミレスという楽器

ラミレスといえばスペインの名工だが、最近日に日にラミレスが欲しくなってくる、

ハウザーも名工だが、高齢者にとってはやや荷が重すぎると感じるセゴビアも晩年はラミレスを多用していたようだ、

セゴビアがまだ若くてお金がなくラミレス工房の楽器を借りては弾いていたそうだ、

ラミレスはその演奏を聴いて貴方の手には神が宿っていると言ってその楽器をセゴビアに進呈したそうだ、

後にセゴビアは演奏家として世界中にラミレス工房を知らしめる恩返しをした大沢先生もラミレスの独占販売をしないかという機会を逃したことを悔やんでいた、

芸術家というのはどうも商売は下手なようである。

クラシックギター
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