調律の難しさ

初心者が最初にぶつかるギターの難しさに弦の調律がある、最近はスマホでもアプリがあるが、昔は調律笛や音叉などがあり、後に調律器なども作られてきた、私の場合原則音叉を使用することを学んだ、絶対音感がないのだから音叉に頼るしかない、基本弦の5弦を音叉で合わせてから、倍音といって音の唸りを聞きながら調律するのが日常的になった、ところがこれが初心者ころはまったくできなくて音叉以外の方法を使ったりしながら苦労して覚えてきた、実は調律というのはそれ自体が音楽であり、音色に繋がる大切なスキルなのだ、実際機械的な調律器で調律すると倍音の誤差が出る、倍音が自然に響かないと6弦ギターの音色の美しさを損なわれることになる、イエペスは倍音を得るために10弦ギターを使用したが、10弦になると消音テクニックが卓越していないと、音に濁りが出てしまう、さすがにイエペス氏は上手に弾きこなしていた、私も50歳を超えたころ倍音の美しさを感じ調律の大切さを感じている、念の為書いておくが弦の音合わせは音程を上げながら調律するのが原則で音程を下げながら調律することはしない、音が高すぎたら弦を緩め上げながら合わせることになる。

あとよく楽器の弦は緩めて保管するのか?ですが私の経験ではしませんでした、一流の楽器は弦の張力で変形したり故障が起きることはありません、古楽器や特殊な楽器以外は正規の調律で保管したほうが良い結果を体験をしました、楽器は生物ですのでいつも良い音を発する環境においてやらないと言うことを効かなくなるようです。

クラシックギター
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